長くて微妙な話。

2003年6月9日
一昨日の日記に書けなかった苦手分野のこと。
…あー、うー、やっぱり書きにくい。
でもなんとか書いてみる。

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このあいだオットとせっくすしたとき、
ついつい勢いで避妊をしなかった。

そもそも結婚当初は、子供をつくるつもりだった。
つもり、という意識もなくてそのうちできるだろうと思ってた。
付き合ってた期間が長かったから、避妊する期間も長かったわけで、最初は戸惑ったけど、まあなるようになるさと思ってた。

ぜーんぜんできなかった。

その頃のわたしは、仕事も家事もヨメってやつも、なんでもかんでも、ちゃんとやらなくちゃ!と思い込んでいた。
期待にこたえなくちゃ、と。
(後々、誰も何も期待なんぞしてなかったことに気付く。それでラクになるのだけど、その頃はわからなかったんだもの。)

不妊外来に通った。
そこの雰囲気に馴染めなくて、またまた自分を追い詰めてた。わたしはだめだ、だめだ、だめだ、って。

ばたばたといろんな出来事があって、不妊外来どころじゃねぇや、精神科のお世話になった。
そんな状態で妊娠なんてできない。
また避妊の日々に戻った。
…というより、せっくすそのものができなかった。
何年も。

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ここまでが昔話で、今はもうすっかり元気。
だけど、病院通いをやめても避妊は続いていた。
わたしの心の奥の方にある
『実は子供欲しくない、育てる自信ない』
っていう気持ちにオットは気付いてるのだと思う。
そしてわたしは、オットの心の中にある
『実は子供欲しい』
っていう気持ちに気付いている。

オットが、その気持ちをはっきり口にすることで
わたしがまた不安定になることを恐れてることも
わたしは気付いている。

そういう、なんていうか、微妙な日々だった。
その微妙さに慣れて、薄まって、忘れた頃に
ついつい勢いで避妊しなかったわけなのだ。

その次の朝から、不安でたまらない。
もし妊娠しちゃってたらどうしよう。
オットが喜ぶのは、わかってる。
産まないという選択肢を選ぶ勇気は、わたしにはない。

子育ての楽しさっていうものも、きっとあるんだろう。
でもわたしは、自由気ままな暮らしを愛してるのだ。
こうして大人ふたりで、のんびり生きていくんだなあって、もうすっかり思い込んでいたのだ。

妊娠してなかったら、わたしはきっとほっとする。
オットはがっかりするだろう。

『避妊するのはやめよう。子供欲しいよ』
と言わないオットに、わたしは感謝してる。
感謝しながら、負い目を感じてる。

いったいどうなるんだろう。
今回妊娠してなかったら、
もうはっきり言った方がいいのかな。
わたしは一生子供欲しくないって。

オットを傷つけてしまうようで、言えない。
悶々。

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