くつしたを脱がされる。

夏休み最終日。

ごろごろしていたいのに、あちこちで借金の算段。
家を買うって大変なのねー、と、しみじみする。
お尻に火がつかないと動かないもんだから、
ぎりぎりになって慌しくなるんだな。

月々の支払額はたいしたことないけど、
それを35年なんて考えると、くらくらする。

まあ、買えるときに買っておかないと、老後、賃貸の家賃なんか払えないかもしれないものね。年金もどうなるかわからないし。子供もいないし。

そういう現実的なコトを考えるとき、
ち、わたしも大人になっちまったもんだわーと
ちょっとがっくりする。
なーんも考えずに、わくわく遊んでた頃が懐かしい。

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通院日。

いつもは話だけなのに、今日はベッドに寝かされた。
そんで。
先生に、ひょいひょいっとくつしたを脱がされた。
たまげた。
言ってくだされば、自分で脱ぐのにー。

……実はちょっとどきどきした（笑）。

先生がわたしの足を持って、曲げたり上げたり
なんだかんだしている間、わたしは
『足、くさかったらどうしよう！』
『指毛生えてたらどうしよう！』
などと色気のないことを考えていた。とほほ。

それにしてもS先生の笑顔は、へちゃっとして可愛い。
いつか一緒に酒飲んでみたい。
おともだちになりたーい。（←変？）