珍しくチームの垣根を越えて、同僚達と飲み。
男前同僚X君と、別嬪同僚Gちゃんも一緒だ。

諸般の事情により、X君とふたりで約束の店に向かうことになった。
今回はえらく遠い場所の店に行くので、小一時間ふたりきりだ。
というものの、なんだかぱっとしない会話をなんとかつないでいくという感じ。だんだん面倒になってくる。そうだよなあ。別に恋愛してるわけじゃないし。男前ではあるけど、所詮ただの同僚だもん。X君もわたしも、基本的にお喋りじゃないタイプだし。

Gちゃんが少し遅れてやってくるまでは、ふつうにX君とも他のひとたちとも話していたのに、Gちゃんが隣に座ったとたん、なんだか緊張する。上手く笑えない。あーもう、ほんとにつくづくわたしは彼女が苦手なんだな。
ということを意識しすぎてるんだな。
意識しすぎてるんだ、ということを意識すると、余計にきつくなる。
どんどん楽しくなくなってくる。

情けなくてバカすぎて、ここに書けないじぐじぐした気持ちで、でも頑張ってニコニコしていた。
なにやってんだか。


わたしだけ帰る方向が違うので、ひとりでみんなと別れた。
近くに昔の飲み仲間が開いた店があったので、ひとりで飲みに行った。
昔、常連だったバーで知り合った『お酒がつよくてきりっとしたかっこいいお姉さん』は、今は『会社を辞めて旦那さんと別居して、水商売の道に入ったママさん』になっているのだ。
彼女の目にわたしはどう映っているのかなあ。
『毎日ひとりで飲んだくれてるプー太郎のヘンな女の子』だったわたし。

わたしの他には、誰もお客がいなかった。
気楽な気持ちになって飲んだ。

わたしは所詮、結局、分相応の場所にいるべきなんだ、なんて思った。
ヘンな女の子がヘンなおばさんになっても、飲みに行ける場所があってよかった。

うっすらさみしい気持ちは消えなかったけど。

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